福岡県を含む8県11市が世界文化遺産登録を目指してきた「明治日本の産業革命遺産」 が、平成27年7月5日(日)15時37分(現地時間)、ドイツ・ボンで開催された第39回世界遺産委員会において、登録が決定しました。
福岡県では、県庁1階県民ホールにおいて、世界遺産登録決定同時中継式典を開催し、知事をはじめとした関係者が登録決定の瞬間を見守りました。
平成27年8月9日、福岡市内で開催された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の世界遺産登録記念式典の模様をお伝えします。
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は、日本の産業化が世界史的観点から極めて重要であることを証明する遺産群で、福岡県を含む8県11市に所在しています。
相互に密接な関連性があり、遺産群全体で一つの価値ある資産として、平成27年7月8日に世界文化遺産に登録されました。
日本で初めて世界記憶遺産に登録された「山本作兵衛」の炭鉱記録画。
その作品が展示されている「田川市石炭・歴史博物館」を訪れました。
~トークセッション「みんなで知ろうたがわの魅力」~
「山本作兵衛」の炭坑記録画や田川地域の文化、歴史など地域の魅力を発信する『たがわマンス』が開催され、平成24年3月11日、福岡市でトークイベントが行われました。
平成25年1月27日、北九州市で、「『九州・山口の近代化産業遺産群』世界遺産シンポジウム」が開催されました。
世界遺産登録前、福岡県、鹿児島県など関係自治体8県11市で組織する 「九州・山口の近代化産業遺産群」世界遺産登録推進協議会では、世界遺産登録に向けた取り組みを行っていました。
主催者を代表して、協議会会長の伊藤祐一郎鹿児島県知事は次のように挨拶しました。 続いて、「九州・山口の近代化産業遺産群」専門家委員会統括委員長である ニール・コソン卿による基調講演が行われました。
続いて、地元自治体で精力的に活動を行っているNPO法人などから、世界遺産登録に向けた取り組み事例などが発表されました。
その後、パネルディスカッションでは、専門家や行政、NPO団体などが参加して、 「地域にとっての世界遺産とは」と題して、活発な意見交換がなされました。